知財な話

特許って調べるのも読むのもほんま大変やね。特に、最も重要な「請求項」の部分は『前記該装置が…』とか『前述の該方法にて…』とかの羅列になって、完璧に理解しながら読み進めていかんと”該”が何の事を指しているのかさっぱり分からんようになってくるねん。頭のええ人ならささっと理解できるんやろけど、わしレベルでは頭ん中がガイガイしてきて目ん玉がグルグルするから倒れそうになんねんな。天井から吊り革を垂らしといて欲しいくらいやわ。

これを書くのは更に一苦労。ここ数年は弁理士さんが書いてくれるようになったけど、それまでは全て自分で考えとった。但し、丸2日ほど考えて書いて書いて考えて出来上がった出願書は、自分で読み返しても意味が分からん奇々怪々な文言で溢れかえっとったけどな。


そこでお願い。今後は正しい関西企業らくし、擬音の効果を正式に認めてくれへんやろか。

『これで車体がグウゥゥッと素早く持ち上がりますやろ。これが特徴なんですわ、売り文句なんですわ。』
『このスプロケの波先をこんな風にささっとカットしますやろ? ほんならスパァーンとチェーンがシフトしますねん、スパァーンと。』
こんだけ書き易くなりゃぁ出願件数は倍増、世界に名を馳せる技術立国の復活も近いな。