宵山だぜ

そろそろ書いとかんと機を逸しそう。心の中ではまだ山鉾巡行中なんで、今のうちに記しておこっと。






人出が「10万人」だとか「20万人」だとかニュースで流れていたんで、『20万と2人』って言って欲しくて出掛けてきました。
普段は人込みに尻込みする夫婦やし、「近鉄京都線から大混雑!?」なんてビビリな憶測してたんやけど、アッサリ裏切られたのは意外や意外。地下鉄四条駅に着いて、初めて人の波っちゅう感じやったかな。


とりあえず四条通りをうろうろして、「くじ取らず」http://www.hi-ho.ne.jp/kyoto/kujitori.html な長刀鉾を見学。

6車線くらいの主要道路が全て歩行者天国になっているにも関わらず、長刀鉾の近くは大渋滞。とは言うものの、少し離れると人の隙間は十分にあって、「万」の勢いを感じるには若干迫力不足。
ただ、新町通室町通っちゅう細い路地に入り込むと、「屋台・人・人・鉾・人・人・屋台」っちゅう激烈なコラボレーションが形成されとって、隣を歩く油ギッシュなおじさんと「お肌とお肌のおつきあい」。究極のスキンシップとはこのことか。




そんな細い路地にたたずむ鉾はド迫力やねぇ。高さ25mもあるってんやから、そこらの電柱よりもずっとずっとノッポさん
電柱と言えば、電線ってどうなっとんの? 線があったら山鉾が巡航でけへんやん。





電線が撤去されてるような・・・。さすが祇園祭、電柱よりも電線よりもはるかに歴史が古いだけあるわ。ここまでして祭りを行う京都人の根性ってのも凄いかもしれん。



鉾の迫力もエエけど、もう少し違う所にも目を向けて、
 鉾の柱にある細かな彫刻。
 綾傘鉾の傘。いかにも京都って気がするな。
 民家の奥に飾られた山のミニチュアと金屏風。

 屋台と言えばカニつり。・・・金魚じゃなくてカニ
近寄るとゴッツ生臭くて早々に退散。こりゃたまらんわ。



そんな感じで、割と涼しかった京都の夜を堪能して帰ってきたのやわ。後日のニュースでは「人出は40万人」だそうで。『40万+2人』に訂正しといてやぁ。