消えてしもたよ

社会生活を送るにあたって必要になる資格ってもんがいろいろある。例えば400ccを転がす時には中型免許、海外に出かける時にはパスポート、F1マシンを乗り回す時にはスーパーライセンス。企業におけるISO9000・14000なんてのも、強制力は無いけど信頼性を表す重要な指標となっている今日この頃。
これらの資格がないとコッピどく怒られるのはマシな方で、社会的信用の失墜や、ひどい時にはブタ箱送りなんてことも十分ありえる。




で、我が鉄道業界にて、お客さんが立ち入らない箇所→検査場等に立ち入る場合、所持していなければならない資格(?)が・・・腕章。「社名の入った腕章を着用していること」なのや。

内心、社名と名前の分かる名札を付けている方がエエんちゃうの? なんて思ったこともあるけど、どの電鉄に行ってもこれは変わらず。お客さん自身でも制服・作業服を着ていない場合は腕章着用なんやから、よっぽどのもん。
紛失した時にゃぁ始末書じゃ済まない、この腕章。入社以来全く手入れをしてなかったもんやから、現場作業のyogoreも手伝って真っ黒けな状態。たまにはお手入れせんとね、と思って、アセトンをウェスに染み込ませ、柔らかいプラスチック製の表面を拭きフキ。


結果、汚れはもちろん、社名の字まで消えてもて、ともすると検査場に不法侵入する怪しげな男に間違えかねられへん状態。あぁ、どうしましょ。



冷静を装いつつ焦りつつ黒ペンで修正してみたんやけど、結果はご覧の通り。10m離れるとまっとうやけど、近づかれると怪し過ぎ。顔なじみな客先ならともかく、しょうもないコトだけ煩い某元国営企業なんかに行った日にゃぁ、何を言われるやら。
まぁこの業界、飲酒運転を禁じる法律が施工されたのが今年の7月ってんやから、狭い身内だけで凝り固まってるようなもんやし、甘い目で見過ごしてもらうとしよ。