まだ続く長野ネタ

せっかくの晴れた日曜やってのに、昨晩からダウン。いきなり何でやろ? センセと曽爾練を予定しとったんやけど、中止になって良かったわぁ。
ってことなんで、今日も予め仕事中に書いといたネタでお茶を濁すで。








さてさてさて、雨の日曜日に2人が向かったのは「黒部ダム」。厄介なペンションからの逃亡に成功したためか、大粒の雨にもかかわらず2人の心はウキウキや。




扇沢までカルディナで坂を上り、そこからは日本にここしかないというトロリーバス。「鉄道の最新技術であるVVVF…」って説明文に古さを感じるのは皮肉やけど、バスは静かにパワフルにトンネルを駆け上がったわ。でもヒュイーヒュイーってな音はしないのが不思議(電車乗ってて聞いたことあるっしょ?)。
バスを降りると、トンネルの中はかなり冷え冷え。
  「 さすがに雨の日やし標高は高いし寒いなぁ。冬用ジャージを持ってきて良かったわ。 」
な〜んてな会話をしていたhikime2夫婦、残念でした。


トンネルから外界に出ると空気がモワッ。頭上にはお日さんサンサン。あっつ〜。
そして眼前には巨大なダムが・・・




 ダムでかッ! 人ちっちゃっ!!




水のすぐ左上にドアがあるっしょ? これ、人がくぐるサイズのドア。




ダム全体がオーバーハングになっていて、真上から覗こうとしても下まで見えまへん。
 落ちなや・・・




ピンとこんな・・・ 




 殉職者の慰霊碑(?)
171名もの方々が工事中に命を失った…。昭和30年代、高度成長期の大工事やったんやな。




更に、ひたすらトンネルを走るケーブルカーに乗り「黒部平」へ。ここで標高1800m。更に有名な立山ロープウェイに揺られて標高2300mの「大観峰」へ。「どうせ雨やし雲で景色は見えへんやろうから」ってダムで引き返すつもりやったのに、調子に乗ってどんどん上がってきてもうた。秀才と煙は高い所が好きなのよ。
乗り物の運賃は驚くほど高いけど、こんな山奥に建設してあることを考えるとそれも納得。どうやって此処までケーブルカーを持って来たんやろか?




 それらしい記念写真も。




大観峰から黒部湖を眺める。そびえるは標高3000m近い山々。

折りしも接近しつつある台風の風に煽られて、尾根近くから生み出される雲の固まり達。一刻一刻と形を変えてゆくその姿に、自然の雄大さを強く印象付けられた。




さぁ〜て、景色に満足したんでそろそろ帰り支度。ちょこっとダムに寄る予定やったのに、気が付けば5時間も経過しとるがな。
強風で20度は傾くロープウェイにビビリながら乗り込み、ケーブルカー・ダムの上をテクテク・トロリーバスにて扇沢まで一気に下山。昼飯も食ってへんのに、もう15時やん。




豊科付近まで引き返し、近くの大王わさび農場で昼飯。もちろん蕎麦。
ここは隣を流れる川の、綺麗な水を利用したわさび栽培をしている所。詳しくは知らんかったけど有名な所みたいね。




 日光の量を調整してあるのか、黒い幕が張り巡らしてあった。




幕の下側はこんなん。




 わさび拡大。君達も砂利好きダート好きなのか。




イチオシの風景。豊かな水量の川が農園のすぐ隣にあった。

ここ、黒澤明監督の映画に使われたって聞いたで。もうちょい綺麗な写真はココに…。




 最後はわさびソフトで締め!




わさビールを呑めなかったんだけが心残りやけど、この農園は雰囲気がええし、見ていて楽しいし、なにより入場料不要ってのに驚いた。
 おかげでわさびが好きになりました。




澄ましてんとお前もチューしろ。 




そうこうして楽しんでるうちに17時を回ったんで、奈良へ向けて出発。名残惜しいわぁ。でも疲れてきたし、家でくつろぎたくなってきたからね。
豊科ICから長野道に乗り、中央道〜名神名古屋高速〜東名阪〜名阪国道と乗り継いで、生駒に帰ってきたのは23時前やった。途中、こまめに運転を交代したから身体もそんなに疲れてへんし、燃費走行に徹したからガスの減りも驚くほど少ないの。一生残るような楽しい記憶山盛りの旅行やったなぁ。




ってことで、緊張感と開放感を思う存分楽しんだ先週末の道中記、これにてしゅーりょー。お粗末様でした。
走行距離898kmのアベ不明。ってそりゃそうか。 燃費:計るの忘れた。 費用:¥5万くらい(2泊目は無料&ETC代含まず)。