優しく軽量化

最近、外で呑む機会が無くなった。職場の呑み会に参加せぇへんこともあることやし、居酒屋の雰囲気もあまり覚えてへんし、行き付けのバーにも1年近く顔を出してへん。確かにジョッキを傾けた時の喉に感じる爽快感は捨てがたいし、ジャズとか聴きながらのショットグラスは魅力的。氷が溶けてカランなんて音を立てた時にゃぁ「生きてて良かった♪」ってな想いに溢れるんは言うまでもあらへん。・・・んでもね、外でのお酒、財布に優しくないのよ。


安月給なリーマンとは言え特に酒代に困るようなこともないんやけど、車もあと5年もすれば買い替えの時期を迎えるし、バイクフレームもパーツも老朽化してきて新調する必要が出てくるやろう。しかも「いつまで賃貸住宅に住むんやろ?」なんて考え出すと、ケツに火が点いて「キッド! ターボブーストだ!」なんて懐かしいナイトライダーな台詞を叫びだしそう。宝くじに100万ぐらい注ぎ込みそう。フレームに40万くらい注ぎ込みそう。XTRに20万くらい注ぎ込みそう。あんまし書くと怒られそうなんで止めとくけど、好きなのかもしれん、財布に優しくないこと。




バイク仲間と呑んでいると『バイクと財布を軽量化したでぇ♪』なんて台詞はよく聞くと思う。定番ながら面白い表現やし羨ましくもあるんやけど、それよりわしが聞きたいのはこんな台詞かな。『山でコケてんけどな、札入れがクッションになって助かったわぁ。中身はボロボロになってもうたからホカしてきたけど。』  ボロボロ、優しく集めに行きますよってに。




とにかく、今晩は久しぶりに財布の軽量化に励むこととすんで。東北は秋刀魚のシーズンやしなぁ。冷えたジョッキと脂の乗りまくった秋刀魚のペア、涎もの。