煩悩の行方(最終章、昇天編)

Mさんゴメン、「安くて速い」の誓いは守れへんかった。
いやね、他意も悪意も無いんですよ。悪いのはTムラ店長なんです。わしの弱いトコを絶妙〜に突いてくるんです、突かれて心地よかったんです。他に相談したMさん(別のね)からもいろいろと吹き込まれてしまったんです。
その結果、意志薄弱なわしのことやし、ついつい「高くて速い」。いやいや、そんなことよぅ言えんから「高くて旨い」。旨味分が多しなフレーム、思い切ってマドン5.0と思ってたんやけど、カーボンの値はもうちょい控えめになったのよ。


誤解なきよう経緯を説明しとくと、
Tムラに電話して
  「 思い切ってマドン5.0にさせてもらいますで〜。 」
ってったら
  『 OCLV120と110の違いは凄いみたいやで〜。 』
なんて悪魔の囁き。それを確かめるべく、平日の真昼間にも関わらず詳しそうな別Mさんに電話してみたら、
  『 hikime2君、あれは全然ちゃうで〜。 』
なんて熱く熱く語られた。この人達、絶対鬼やで、悪魔やで。
でも人間、悪魔には囁かれるもの、甘い話と特価のポップには流されるもの。嫁はんからのメール『それイットケ』なんて馬の眼前のニンジンみたいやった。成す術も無く抗う気力も無く、、いや、むしろ積極的に坂を転げ落ちました。スンマセン。

















●MADONE SL5.2
フレーム材質 : OCLV110カーボン
メインコンポ : ULTEGRA
定価 : ¥41万


ほならば実際に見て乗って感じたことをツラツラと。但し、比較対象はこれまで乗ってた「01年OCLV120カーボン」。他のフレームのこと全然知らんからね。それと、今のわし、シュイーンフェスタの頃に比べて落ちまくりの転げまくり。そんな脚でのインプレ。






「こんなトコロに「ホ」の字」

●フロント回りで突っかえていた感が消えた。
  欲しかったんこれよコレ。
●曲がる。
  フォークの剛性の影響やろか? 切り返しが楽しい。曲線中も安心感アップ。
●登りが軽い。
  ダンシング時はもちろん、シッティングでもススイとアメンボのように進む。
●乗り心地が良い。
  と言っても平らなアスファルト上では意味無いかも。富士見CコースまでならOK。
●最新ULTEGRA、変速良し・ブレーキ良し。
  言わずもがなやがな。


「こんなトコロに「ヘぇ」の字」

●ビックリはしない。
  踏んだ時の剛性感はこれまでと違いが分からず。若干パリッとしたか?
  よって『絶対ビックリするで〜』なんて言われてたから走り始めは意気消沈。
●重量は大して変わらず。
  「フレーム重量1キロ以下」って言われても、個人的にはホイールもハンドルも付けて欲しい。
●平坦では大差なし。
  言うなら「小ざっぱりした」くらい。
●フロントエンドが薄い。
  クイックのねじ先がはみ出たんにはビックリ。ビックリしただけやけど。


「こんなトコロに「ヘ?」の字」

パーツに対する趣向の違いなのやけど・・・
●ボントラガーのステム
  朱肉を付けたくなるデザイン。自社マークをドドンって品が無いぜ。
  
  EASTONも同じようなことしてるけど、上下逆に取り付けりゃ「ヨーストン」。
  和洋折衷バイリンガルな雰囲気満点なのやけど、Bの逆さは読めへんからなぁ。

●同上の理由でステムキャップはKINGに変更済み。
●同じくボントラガーのシート、安っぽ。¥41万でコレか。
  
  柔らか過ぎてパワーロスするから速攻で交換。
●フレームのカラーリング。
  
  色自体は好きやけどGoogle Earthっぽいのが何とも言えず・・・一般ライダーに販促さすなっちゅうねん。>某DC。
  AMDのロゴも不要、Celeronユーザーやしな。
ULTEGRAのシフトレバー。
  以前に比べかなりゴッツい。手の小さな人には辛いサイズやな。


こうしてまとめてみると、性能についての不満点は一切無しやな。速い遅いは脚の問題。もっと力のある人じゃないともったいない感がするわ。そういや「性能10割」なんて言うてたくせに外見にケチつけてるhikime2。ロラさんすんません、嘘ついてたみたいです。でも、、いぇ〜ぃ新車だぜ。
それと、『ようけ使うやろしエエ物を買ぅとけ』と即答してくれた嫁はんには感謝の一言。しっかり乗らんとシバかれそうやな。