予期せぬ奈良ステージ

昨日とうって変わって暑い一日。練の内容も熱いものにすべく、今シーズン初の曽爾練と洒落込んだ。のはエエのやけれど、R166の女寄峠で早くも心が折れた。ポキッて音が確かに聞こえた。だから後は追い込まないようツーリングの気持ちを持って、春の日差しを楽しんだで。


苦しい登りの最中、よく歌を口ずさむことがある。練習中・レース中に関わらず。なるべくリズミカルでホンワカな曲を選ぶことが多く、昔のスタンダードナンバーは「あなたにサラダ(byドリカム)」。んで、今日の一曲は数日前にYouTubeで貼り付けた「 ピタゴラスイッチ 」のテーマ。リコーダーの軽快なサウンドが、わしのペダリングも軽快にしてくれるで。なんせ天気が良いし。
路肩の家には、まだ仕舞われていない鯉のぼりが多数。暦の上では時期外れやけど、雲一つ無い青空で泳ぐ鯉のぼり達、実に気持ち良さそう。しかし、鯉のぼりが泳ぐってことは、それなりの風があるわけで・・・さっき折れ切った心から、またしてもポキッって音が確かに聞こえた。やはり軽快に口ずさもうが何しようが登りはしんどい。あらためて実感した。






曽爾・名張と通過し、名阪国道を越えたあたりから、レガシーが多数出現。しかもどれもバイクキャリア付き。いったいなんだ?と思ってたら布目ダムについて原因解明、今日はツアーオブジャパンの奈良ステージやったのね・・・。
トイレに行きたくてダムの堤防まで走ったのやけど、大勢のスタッフがステージを撤去してるところやった。「 奈良ステージ 」と書かれた気合い十分のTシャツを着用した彼らと、な〜んも知らんとノコノコ現れたわし。どう考えても『 レース後も帰らずウロチョロしてる邪魔っけな輩 』にしか見えないわし。「 ちゃうねん! わしマウンテンバイカーやし何も知らんかってん! 」って心の中で叫びつつ、そそくさとその場を離れたわ。この誤解を解くために、来年はスネ毛ボーボーで行くか、ヘルメットのバイザーを竹中直人のネクタイみたく伸ばすしかない。そう決意しながら。
155.4kmのアベ28.3km/h。