剣道で鍛えられたのだ

通ったことのある人はご存知かもしれんけど、チョモ坂の途中に武道場がある。いっちゃん勾配がきついとこ。わしが登る時間やと、ちょうど何かの武道の練習を終え、親と一緒に出てくる小学生達でいっぱいや。


わしも小学生の頃、ずっと剣道を習っていた。
と書くと聞こえはええかもしれんけど、実際は辛くて嫌で仕方がなかってん。夏は防具がくそ暑い、冬は素足の床がくそ冷たい。んな環境の中、長身で怖い先生に稽古をつけてもらうのやけど、身長が違いすぎて、面を打たれた時には竹刀が頭頂部に当たり背骨までズシンと来たり。逆にこっちの竹刀、面にぜんぜん届かへん。必死でかかっていって、途中でゲロ吐いたこともあったな。もちろん面を付けていたから顔中ゲロまみれ。
内心は辞めたいといつも思っていたのやけど、それを親に言うのが怖くてかっこ悪くて最後まで言えなかった6年間。でもそのおかげなのか、基礎体力と根性は確実に付いたと思う。運動音痴な方やから徒競走はいつもベベやったけど、長距離だけは陸上部とタメをはるような少年時代。きっと今の体力も、その時の経験と根性が基礎になっていると思うねん。


怖い大人、必死こかざるを得ない訓練、礼儀を重視する世界。最近の子供がこういった環境を経験しているのか分からへんけど、もし自分に子供が出来たら、きっと同じ環境に入れるやろう。無理にでも。わしが今、剣道を習わせてくれた親に感謝しているように、10年20年経ったら良かったと感じてくれるのちゃうやろか。




  ●1本目 : 39×19T(シッティング)
  ●2本目 : 39×16T(ダンシング)
  ●3本目 : 39×16T(シッティング)


26.5kmのアベ22.8km/h。





そう言えば徒競走は6年間ビリッケツやったけど、障害物競走は1番やったなー。その時からオフロード好きの血が騒いでたんか?