変わるもの、変わらないもの

朝晩は秋の風が吹き始めたとはいえ、まだまだ昼間はお日さんの猛攻を耐えなあかん季節。市街地にいると足元からも攻撃をくらうんで、少しは涼しい山奥へと逃げ込んだ。








このコースは大阪に練習に行き出す以前にずっと走っていた、ロードにおけるホームコースや。最もインパクトの強いのは途中の桃香野の急坂。下りは向かい風でも70km/hオーバー、登り返しは言うまでもなく地獄。
そんな坂で、あっつい日に茶畑のモワッとした香りにむせつつ、古い友人と必死こいて競争してたことが思い出されるわ。他にも互いのバイク(carreraとTREK)の違いについて乗り比べたり、エンジンパワーにものを言わせて追い抜いていく単車に悪態をついたり。
でも、いつの間にやらバイクに乗らなくなって連絡も取れなくなって、今では何処にいるやらよぅ分からへん存在。あいつは今、何をしてるんやろう。


そういえば、昔はあれだけ必死で登っていたこの坂、今日はソロでのんびり景色を見ながら登ってた。こんな走り、昔の自分が見たらなんて思うやろ。人間関係も自分自身もどんどん変わってくんやなぁ。
変わらないのは単車が追い越しざまに忘れてったカストロの香りだけ。


127.5kmのアベ26.8km/h。