すぐ忘れる

久しぶりぶりI手。嫁はんなんか今年初I手。昨シーズンはあんなけ行ってたのに今シーズンがここまで低調なのは、これまでの出張のせいなのかしらん。んなもんで、鍋とエビ天とワンタンと玉ねぎ天を片手に乗り込んだのだ。


泥だらけなジープロードを登り、オプションをこなした後に尾根のシングルトラックへ進入。
しかし身体が疲れてるんか心が疲れてるんか、どうも操り方を思い出すことがでけへんの。下りでバイクを抑えられてへんし登りでトラクションかけられへんで、とっちらかりつつ木々をかき分けつつ。その調子のまま、ノンベンダラリとスタート地点まで戻ってきてしもうた。んー、これではあんまし楽しくないじゃないですのん。


そのまま戻りたい気持ちもあったけど、嫁はんに急かされてもう1周行くことに。


その途端、曲がり方を思い出した。
これでどんだけ違いがあるかというと、20mほどの短い下りセクションでもトホホ顔がウハウハ顔に変身するくらいの違い。タイム的にはほとんど変わりなくても、積極的にヨーモーメントを生み出せる喜びってもんは半端ないぜい。
そして同じく半端ないのが、操り方がシナプス細胞から消失するスピード。わしの場合、調子が良い悪いっちゅうより、そん時にどれだけ思い出せるかが勝負やったりして、なかなかの鳥頭具合なのやわ。
ペダリング方法を忘却するのは進みが遅くなるだけやからまだましで、下り方を忘却するとかなり危険。かつ楽しくない。しかし感覚のこと、こればかりは文字で書いて残せるもんちゃうしなぁ。困ったもんや。





道路に座って食う鍋の味も忘れてた。

うまさをすぐ忘れるんはええことやって、何度食っても秀逸。美味。




春の芽吹きがここに。




浮いてる木の幹が木になる。いや、気になる。