洞川参り

このところ嫁はんが仕事で超多忙。自分も出張で疲れが溜まってもたのか、土曜は2人とも寝て過ごした。
しかし続く日曜もそんなことをしてたのではならぬ。さりとてバイクで走りに行く気力も湧かん。そんな議題の家族会議の結果、「 ここは避暑に行かねばならぬ。避暑といえば標高の高いところだ。なんたらとなんたらとhikime2夫婦は高い所が大好きだ」。 そんな感じの結論。
で、行ったのは鍾乳洞。奈良県で鍾乳洞と言えば洞川と決まってるんで、そこ。


車に乗り、R24からR169〜R309を経て洞川の計画。やけれども、田舎道のはずのR309に曲がる車が異様に多数。即座に計画を変更し、なんと小南峠経由に急遽変更。
なんどかバイクで登ったことがあるけど、今回は以前よりも路面があれあれ。おまけに3ナンバーの車にとっちゃ路幅がぎりぎりやった。途中、2速でも登れずローギアを吹かしながらなんとか登頂に成功。頂上にある素掘りのトンネルは、ごつごつの壁が迫ってきはって躊躇しながらも突進したのだ。でもちょっとビビって思わずミラーを畳んだ・・。



見る余裕はあんまし無いけど山の景色が素晴らしい。




さて洞川。これまで来た時はいつもひっそりしていて、まさしく隠れ家的な土地。それがこの日ばかりは人がうじゃうじゃしてはって、車を停めることすらでけんじゃないですの。狙っていた飯屋も午後1時にして早くも食材が尽きたのか、のれんが収められたとこ。わしの「いわな定食」と「あまご天丼」と「鹿刺し」を返せ!・・・鹿刺しって凄いな。獣の味がするのやろか。


高い所は好きでも人ごみと腹減りは嫌いなhikime2夫婦、早速の離脱を試みるべく南下してR309へ抜けようとしたのやけれど、ここも渋滞でピタリとストップ。



こりゃいかんと引き返して、五番関からの離脱。の前に、大峰山へと登る登山道入口の食堂で腹ごしらえ。ついでに女人結界を拝んできた。


女性が入ったからといっていきなし天から怒鳴り声が聞こえるわけでも落雷に襲われるわけでもないやろけど、でも何か破ってはいけない法に対する恐ろしげな雰囲気がある。嫁はんは結界の10mほど手前から近寄らず。わしも門の直下まで行って、写真を撮って引き返し。中学生自分に上まで登った時は、なーんにも思わへんかったのに。


それはともかく、この辺りは観光客もおらず周りは静か。これが自分らにとっては大切やって、静寂と標高と澄んだ空気の中、ひっそりとマイナスイオンの独り占めをして、うししとにやける顔が誰にもばれないことが重要。鍾乳洞を見られへんかったのは残念やから、シーズンオフに出直すとしよ。



んなことを考えつつ大天井滝の見学もしてから帰宅。140kmくらいのアベ14.9km/L。山道だらけやったことを考えると燃費良しやな。








帰路の奈良公園では鹿の姿に視線を奪われた。あれ、旨いんとちゃうやろか。