折損

職場近くにジェットコースターが出来て数ヶ月。おかげで日がな一日、女性の叫び声らしきキャーキャー声が職場に響き渡っていて騒音公害寸前。耳栓配布してくれんかしら。
確かに落ち始めの角度がもの凄いねん。70度はあるやろか。あれはかなりの無重力感、と言うよりも、空に放り出されそうな加速度が身体にかかってむっちゃ怖そう。
そんな時に役立つんがあの叫び声なのかしらん。黙ってGに震えているよりも、キャーキャー叫ぶことで自らが鼓舞され身体が動くはず。今度、危なげなDHセクションにチャレンジする時は黄色い声を出してみようと思う。




でも、ジェットコースターに乗って何が一番怖いかというと、「(Gを受けている最中に)ここで脱線したら…」と思ってしまうこと。それが現実になった日にゃぁ、それはもうジェイソンとか貞子を越えた「 怖い 」の極致。


ここ数日の報道で書いてありますわな、「 疲労 」っての。当日の会見でマスコミから「 疲労ですか? 」って質問があったけど、そんなん破面を顕微鏡で見んと分かるわけないやん。マイクロメートルのオーダーで微小亀裂、いわゆるストライエーションが並んでいればそうと確定。違えばなんらかの荷重が発生していたはず。んなこと、その場で社長に分かるわけが無いやん。物が壊れる原因は、そんな短時間では分からへん。単語だけ知ったかぶりの不快な質問やった、あれ。


「 点検が… 」ってのも書いてありますわな。構造を知らんから勝手な想像やけど、車軸には他の部品が組み合わされているから磁粉探傷はやりにくいはず。中空軸とちゃうやろから超音波探傷も無理やろう。分解の手間が大変で、メンテがおろそかになったんやろなぁ。
その点に関しては強く非難されるべきことやろけど、、、でもなんで折れたん? 車軸ってフェールセーフの考えが適用できへん最重要部品。疲労を考慮した設計をしないわけがない。限界設計が必要なのか? あのレールの太さから想像してシステムの安全率は相当高い。限界設計には程遠いはず、飛行機じゃぁないんやから。
材料欠陥? 製造当初からなんらかの不具合があった? 設計不具合? そこらへんに答えがあるのかも・・・。