さらばMantra

フレームは来た。サスフォークも来た。その他スモールパーツも揃った。後は・・・Mantraとの別れの儀式。今シーズン初のI手ライディングに出かけたわ。
昨日の雨もあってか路面にはシットリしている所も多々。んな中を登っていると、後ろから『 もっとはよ走れ 』のクレームあり。しかもしまいには横から追い抜かれる始末。ガタガタの登りって苦手なんとちゃうかったっけ? こっちは気をきかせてゆっくり走っているつもりなのに?
 『 富士見を走ったからに決まってるやん 』
ロードが速くなるよりはまだ理解に耐える。んでもなんだか納得しきれない、そんな気持ち。


いざシングルトラックに入る。夏の間は通行量も少なく路面は荒れ気味でちと辛い。自分もまだ乗れてなくて「 イヤッホー! 」と叫ぶにはまだ時期が早いものの、今シーズンもよろしくな気分でバイクを左右に傾けた。
しかし道幅が狭くなるにつれ、木々の幅も狭くなるにつれ、MTBerの大敵「 蜘蛛の巣 」大発生。春に比べて糸が丈夫になっとって、ヘルメットの穴は糸だらけ。ふと見るとハンドルに全長7cmの蜘蛛さんが張り付いとって、声にならない叫び声を上げたわ。長くて細い美脚を持ってはるし見ようによっては美しいのやけれど、毒々しい身体は魅惑的というより不気味。バイザー付近にも小さな彼女がうろうろしとるし。
度重なる彼女からの誘惑にゲンナリし、途中からは木の枝を振り回しながらの進軍。激下りも片手でブレーキ、片手に枯れ枝。フロントをギューってかけたらリアが浮き上がってヒヤリとしたこともあったわ。ただでさえ久しぶりのダートで1回転倒、1回の滑落をしたっちゅうのに。




10月末とは思えない暖かい気温、雲一つ無い空。アニキ → 嫁はんと受け継がれた真っ赤なMantraフレームは、心地の良い空の下無事ラストランを済ますことが出来たのや。蜘蛛に悩まされ距離も少なかったとはいえ、気持ちの良い一日やったな。これからは新フレーム・フォークにお世話になりつつ、嫁はんはお山を駆け巡る予定。ニューフレームさん、明日組むんで今後はよろしゅうに。
あっそうそう、おどんの予習として携帯コンロを使う練習もしたのやわ。これまた今シーズンもよろしゅう。





8.1kmのアベ6.1km/h。