自分の吐息のエチル臭で目が覚めた、そんな朝。思い返すと昨晩、快速急行の中で見知らぬおっちゃんに扉際ポジションを譲ってもらい、見知らぬ兄ちゃんからビニール袋を拝領。へたり込みつつ嘔吐の予感と戦いつつ、鶴橋〜生駒間の約15分を耐えに耐えた記憶がよみがえってきた。『耐えなシバく！』、車内の全員がわしを応援してくれたはず。生駒駅でドアが開いた瞬間の空気の冷たさ。普段は身を震わせるところが、昨日だけは喜々として飛び出したなぁ。
犯人はこいつ。
The MACALLAN GRAN RESERVA 12年
会社の忘年会をブッチして、ソロで開催したオリジナル忘年会。その2次会で出合った一品。もちょっと詳細を記すと、ラーメンの後になだれ込んだ週末の薄暗いバーで視線が捉えた見慣れないボトル。迷わず注文した。
日本酒では甘口のことをウマクチと呼ぶそうやけど、こいつの味はまさしくウマクチ。普通のマッカランと全然ちゃうくて甘い。甘くて香ばしい。数年ぶりに会ぅた知人に結婚祝いとして奢ってもらったことも旨さに輪をかけたのかしらんが、ついつい杯を重ね・・・冒頭の事態に陥った次第。見知らぬおっちゃん、見知らぬ兄ちゃん、そして応援してくれた車内の皆さんに感謝しつつまた呑みたい。
