微妙な時間

代休の今日、またロードに乗ってしまったのだ。
生駒から三山木を過ぎて木津川サイクリングロードを北上。後ろ乗りというか、ケツ周りの筋肉を使う感じを思い出しながらペダルを回してた。足の自重を引き上げることも意識でけた。ハンドルの遠さが気になって、ステムを短くしたくもなった。


1時間ちょうど経ちR1にぶつかった所で折り返し。先ほどすれ違ったローディーさんに少しずつ追い付いて、そのままパス。ほとんど速度差が無かったから「着いてくるかな?」と思ったら、その通り後ろに着けてきはった気配。まぁ気にすることもなくしばらく走り続けてると、わしの携帯が鳴ってメールを読んだために先頭交代。でも、先頭ってもぴったり後に着けるのはアレなんで、15mほど距離をおいて、また延々と。相手の方も分かってはるみたいで、後ろにいるわしを気遣い手信号もしてくれはった。
けど、微妙に前の速度が遅い。だから、じわりじわりと距離が縮まってしまってはペダリングを止めて離れ、の繰り返し。
止む無く自分のペースで行くと決心し、右横からゆっく〜りとパス・・・パスしきれず、両者併走となってしまったじゃないですの。周りから見ると、どう考えても知り合い同士としか思えない2人。でも実際はなんの面識も会話も無い2人。微妙な時間が流れる2人。




チラッとでも相手の方を見て目が合ったらどうしよう・・・やっぱ話しかけないとあかんやろな・・・でもそれは億劫やな・・・。
ここはひたすら我慢だ! 決して相手の方を見てはいけないのだ!




対向車が来たら1列になるけど、通過後はまた併走。周りから見るとかなり仲が悪い2人。でもやっぱし面識のない2人。間に発生するのは、互いに鼻水をすする音だけ。実に微妙な時間が流れた・・・。
が、慣れてくるにつれ、なんとなくおかしくなってきた。何やってんやろ、わしら。ここで何となく仲間意識が湧いてきた気がしたな。相変わらず会話は皆無やけど(笑)




そんな時間にも終わりが訪れた。車止めでいったん一列になった後、わしが後方につけ、そのまま玉水橋でサイクリングロードから離脱。逃亡に気付いて振り返りはった相手に対し、片手を振り挨拶をして分かれたのや。
結局、最後の最後で少しだけ意志疎通ができた気がして、なんとなくええ気分で帰宅したのだ。


って感じてるのはわしだけかなぁ? こっちはモトパンを履いてロードに乗ってたし、単なる変なヤツって思われてたらどないしょう・・・。
59.4kmのアベ28.4km/h。





小さく後ろ姿を。肖像権侵害すんません。