徘徊中

ここんとこ夜中の徘徊ランニングが心地良いのだ。家に帰ってきて晩飯をやっつけて、洗い物が済んだところでスッテケテ。チョモッキをお忘れなく。
まだ初めて間もないんで距離は3kmとか4kmとか。きっとスピードもキロ7分とかそんなとこ。2人でダベりながら走るんで、チョモッキの輝きも夜中の怪しげな明滅ではなく爽やかなホタルの交信さながら。


ランニングの良いとこ。
■危なくない。これが一番でかいかな。車が迫ったら歩道に飛び乗りゃええし、怪しい人が迫ったらもっと怪しい人になればええし。漆黒のチョモを60km/hオーバーで駆け下りるに比べりゃぁ天地の違いやな。暗闇の溝にだけは要注意で。


■気軽。靴を履いたら準備OK。


■追い込みやすい。キロ7分8分で何を偉そうに言ってるのだ貴様。でもね、負荷をかけるのにバイクのような気力は無用。自然としんどい領域まで踏み込めるわ。


■いろいろ発見でける。車と比べバイクは景色が見えると言うけれど、ランニングは更に。確かに速度は遅いし移動距離も短いけれど、その分、身近な地域で発見がいっぱい。新たな路地に迷いこんだり、カエルの大合唱に耳を澄ませたり。バイクのスピードでは見落としている面白そうなことが目に入ってくるのは新鮮な体験やわ。


ただし夜のみってのがわしには合ってるみたい。距離を伸ばす計画も速度を上げる意欲も無し。これくらい力が抜けた状態でフラフラ走るのが心地ええのだ。