雲中の曽爾練

テルテル坊主の効果がそこそこあったのか、朝7時には雨、終了。路面もそこそこ乾いてきた9時前にユックリ走り出してみた。


生駒 〜 桜井 〜 榛原 〜 栂坂峠 〜 曽爾 〜 名張へ・・・




晴れゆくはずが曇りゆく空を睨みつつ、ついでに道路電光案内板も睨みつけると『 曽爾名張線、崖崩れ通行止め 』。あれれ。
どんだけ崩れてるのか不明で、もちろんバイクが通れるのか不明。唯一の迂回路は赤目へ抜ける山岳ルートのみ。緩やかな下りの曽爾名張線に勝負をかけてもええけど、もし負けたらかなりの距離を延々と引き返してこんと駄目。素直に諦めて、雲中へと消える赤目ルートへ・・。


激坂を登り始めると、案の定、雲の中で一時は土砂降り。のんびりペースで上がったからそない苦しくはなかったけれど、下りの寒さったらもう。早くも季節は秋、どころか先取りの冬。真剣に風邪ひくかと心配になって、駆け込んだコンビニで啜るラーメンの旨さったらもう。
その後も、もうもう言いながら山添村を走り出すと今度は蒸し暑過ぎ。寒いのか暑いのかハッキリしろ、もう。『 じゃぁ寒いので 』とか言われたら困るけど。




『 王滝を控えロングをこなしておきたい 』という嫁はんのリクエストに応えた初曽爾練。内心は走れるか心配やったけれど、酷い環境の中をなんの問題もなく淡々と走りきりはった。力が無いから急な登りは苦手やけれど、なんせタレない止まらないヘコたれない。トライアスロン出身だけあるのか女性特有の粘りなのか、ロングライドで重要な一定マイペースが身についてはるのやわ。これやと「 頑張って登っては休憩する 」っちゅうパターンを繰り返すのに比べたら、よっぽど楽しく早くゴールできるかもしれん。
んな事を、マラソンに出た際に目の前を走る一定ペースな女性の超美脚に見とれつつ、必死こきこき付いてった経験を思い出しつつ考えてた。ついでに、やっとこさ抜かして顔を拝んだ時の落胆度合いも思い出した。あの落胆度合いが42km完走への原動力になったことも、これまた事実。耐久系は奥が深いな。
いろいろと今から、ちょっとだけ楽しみ。139.5kmのアベ22.3km/h。






標高で色付けしてみたでー。