夏のイタリアン

先週末、ちょっとした記念日やったんで、イタリアンないつものお店に顔を出してきた。この前、未来の自分に書き置きを残していたおかげで、パスタを2皿頼んでお腹いっぱい。
しかしながら、これまで訪れていた冬場に感じていたあの旨さってやつが、コンニチの皿上からは感じられへんかった。むしろ、チーズが多過ぎるかも、とか、パスタ2皿ってお腹に重たいかも、とか。食後のデザートも微妙に不満。いったいこれまでと何が違ったのか?


それは気温・湿度、やと思う。
考えてもみれば、コートを被ってドアを潜り抜け、店内の暖かさに安らぎを感じながら食すパスタ。もしくはTシャツで入るわけにいかへん店なんで襟付きの服をまとい、入ってみればエアコンの効きが弱く首筋にじっとり汗をたらしつつ食すパスタ。どっちが旨そうかは自明の理。ってか、スパゲティより流しソーメンにしてくれってのが本音。間違ってもペンネやコンキリエなど流したらあかん。
夏場の食い物といえば涼しげなもの。もしくはくそ暑くなるもの。先述の流しソーメンやらひやしうどんやら冷麺ってな定番はもちろんのこと、油で熱されジュワワと音を立てている様々なもの。そんなんをハフハフと汗をだらだら流しながらかっ込み、くわぁー熱いぜ暑いぜーなどと叫びながら箸を動かすのが理想なのやと思う。
ってことでイタリアンは冬にしとく。きっと夏はハワイアンの方がええ。立派な30代中盤に突入したおっちゃんは、そう悟ったのだ。