D

車の話じゃなくて自転車の話。
昨日、シルクから帰宅する途中、シルク常連のD君に追い付いたのだ。まだ小柄で中学生くらいなのやろか? 登りで身軽にさくさく上がってゆくタイプとみた。Dといっても愛すべきヘタレ系なZONEのDちゃんとは違って、かっきりしたローディー系。
ZONEの方もやけどこちらのD君もなかなかのすっきり男前系で、クラスの女子に陰からキャァと見詰められている系ともみた。どちらかというと昔からギャァと避けられるタイプやった自分としては、微妙に悔しいもんがあるな。しかし周りの大人に礼儀正しいやつでもあって、いいヤツじゃないかと思ってしまうところがこれまた悔しかったりもする系。


そんな彼が坂を登りつつ帰宅しとったんで、背後から勢いを付けておいてぱぴゅーんと一気にパス。立派なオッサンとしてピシッと見せ付けるところを見せ付けておかねばならぬ。振り返りもせず軽く手を挙げて挨拶した後、そのまま近商の坂も30km/hオーバーで駆け抜けた。どーだどーだ、わしの背中は遠かろうかっこよかろう。
乱れる呼吸をさりげなく抑えつつ横道に逃げ入り、後はゆっくり行こう、見栄を張って無茶な踏みをしたら身体に堪えるわぃ。
んな風に考えが急速に老けた自分の横を、偶然自宅が同方向やった彼がぱぴゅーん・・・待ってくれー・・・
世代交代ってこんな風にやってくるのやろか。