朝10時を過ぎるとソワソワし始めて、窓の外が暗くなってくるとワクワク。ピークを迎える11時頃にはいてもたってもいられなくて外に飛び出したら、階下の人達が全員観測体制に入ってはって、出遅れたことを後悔しつつ空を睨み目を細めた。
煤の付いた硝子とか何も手にしていない観測者にとっちゃ完璧とも言える天候。それなりに厚い雲のおかげで、欠けゆく太陽を肉眼ではっきし捉えることができたのだ。38万キロ離れた月と1億5000万キロ離れた太陽、そして我らが地球。こいつらがパシッと一直線に並ぶっちゅう宇宙のいたずらを目の当たりにしているかと思うと、鳥肌がぞわわと立って金玉がぎゅぎゅっと縮こまった。暑さですぐにデレッとなったけど。
それ以上に感動したのが、YKKAPの「 マド予報 」。
毎朝ほのぼのと楽しませてくれとるのやけども、何と今日は日食スペシャルバージョンで10連発をかましてくれた。きっと「 当社の窓から顔を出して見てね 」ってことなのやろう。こんな広告に金をかける会社、わしは大好きだ。