ふわほわ

土曜日の夜、ホタルに会いに車を走らせた。毎年一度の小さな綺麗なイベント。
奈良市内某所の山奥にて、ひっそりふわほわ漂う小さな虫達。よく見ようとして目を凝らすと返って見落としてしまうような、でも確実に近くに大量に、ふわほわ。じっと見詰めているとこっちの足元も危うい感じになってきて、田んぼの中にふわほわ入って行きそう。

あんな風に彼ら(彼女ら?)のように、目立たんでええから人知れず輝くもの、なんか持ってたい。んな気分。




帰り道、峠の下り道、久しぶりにペースを上げて走ってみた。減速Gに横G、本能に働きかけるようなワクワク感は相変わらずやったけど、そんなに激しく煌々とした輝きはもう、わし、欲してないみたい。花火みたいに明るく華やかに散ってしもたら人生おもろない。
これからはもっと地味にふわほわ輝くべし。んな気分。