ファンの心理

大して興味も無いのに適当に勝手に書き綴ってファンの怒りを買おうシリィズ。
こないだから阪神がボロ負け路線を爆走中。1年を戦ってきて最後の最後に最悪のパターンで連敗するとは、アンチ阪神としては実にコギミの良い展開。つい乾杯の酒量が増えてしまうのは止むを得ないところやな。
なんでアンチファンになったかというと、原因はファン達。熱狂し過ぎというか、キチ○イじみた応援団や連日のスポーツ新聞の派手で我田引水な記事。冷静沈着を美徳とするわしにとっちゃぁ見苦しいの一言や。せめて新聞の見出しの文字はもう少し小さくしていただきたい。


そんな阪神を応援するのが我が家の奥様。毎夜さりげなーくTVをチェックしては『 あらら 』とか『 よしっ 』とかつぶやいてはって、どうにもわしと馬が合わん。はよ諦めぇってのに。
ところが、この連敗で内心さぞかしガックシきてるやろと思い、オチョクったろと会話を誘導してみると、
  『 まぁ、こんなもんやわ。 』
  『 これが阪神やねん。 』
とまぁ、菩薩のような返事が返ってきた。既に悟りを開いているようやった。彼女も先日uenoさんが書いておられたように、今は『 お疲れ様 』とか『 楽しませてくれてありがとう 』という気分になっているのかもしれん。


思えば阪神ファンは、開幕ダッシュが良かったとかええ場面があったとか小さいことで大騒ぎをする。「次につながる敗戦」はまだしも「アニキの神通力」ってどないやねん。
しかししかし、いつも実に前向きな思考は見事の一言。喜びを見つけるのが上手いとも言える。ファン達はその喜びを生活の糧として日々の暮らしを送っているのではないやろか。肝心な場面で詰めが甘い球団を己の姿と重ね合わせ、僅かな希望をのせて応援してるんちゃうやろか。わしがジャンボ宝くじを欠かさず購入するのと、なんら変わりないんとちゃうやろか。


熱狂と興奮と怒りと、最後は『 しゃぁないなぁ 』。そんな子供のような情熱と大人の寛容さを持ち合わせた阪神ファン、これからは見る目が少し変わりそうや。