シーズン終わりか

このMTBシーズンもそろそろ幕が下ろされようとしとる。終焉を告げているのは「 毛虫 」。
と、嫁はん。
視界に捉えるたびに「 ぎゃっ 」と唸り声を上げては周囲の視線を独り占め。素早くスウェーなりダッキングで回避してはホッとした表情をしてはった。
確かに分からんことはない。木々からびよよーんと垂れ下がる姿、ウネウネ伸び縮みながら目的地へまっしぐらな姿。戸惑いつつゴールへ進行するしゃくとり虫の愛嬌とは一線を画す気持ち悪さがあるな。
でも悪いことばかりでもなし。今までうつむいて足下ばかり見ていた人が、今日は己の進む先を見据え上空まで見通す走り( ←路面の凸凹より落下してくる毛虫の方が怖いらしい )。目ん玉は大きく見開かれ、それに映るは明るい未来か、襟元についた毛虫を必死こいて振り払う暗く辛い未来か。口はアレコレ入ってこんよう、しっかり「ヘ」の字に結ばれてはったのが印象的。




いっつも威勢だけは良い犬。雨量計へのクライミング開始地点に鎮座。





行き先はI手やったけれども、上記の理由によりシングルトラックへは脚、いやタイヤが向かず。ダブルトラックを駆け上がった後、雨量計、M上山展望台を経由して、Kいがけの道にてダウンヒル2年前にコケて手首を痛めた道やけれども、今回は『 いったい何処でコケたのやろう? 』と自問自答しつつも答えが出せず苦悩してはった。機材の重要性、あらためて感じたな。




Kいがけの道、入口。




 M上山展望台は眺め良し。


14.9kmのアベ10.9km/h。





おそらく嫁はん、今シーズンの細道MTBライディングは終了の気配。毛虫のシーズンは短いけれども、これから秋場までは蜘蛛さんがパワー全開の季節。シングルトラックに足を運べなくなるのは悲しいけれど、顔面から蜘蛛の巣に突っ込む恐怖を思うと仕方ないわなぁ。ただ、逆にこいつはシーズンイン。

巨大なトリモモを焼くのに四苦八苦したけど、いざ食ってみればむちゃ美味。今シーズンはこいつで熱く攻めたい。