ルーフボックス

『 埃にまみれたルーフボックスが実家にありますのよん 』


ってな極秘情報を極秘に入手したんで、極秘に日曜に行ってきた。
街中を走ってる車で屋根上にドデンとでかいのを乗せてる車っていますやん。あれをいっぺんしてみたくて、ちょうどウズウズしていたところなのやわ。普段のドライビングで巨大なルーフボックスに何を放り込むかは悩ましいところやけれど、富士見の際には汗臭いウェアとか汗臭いダイネーゼとか、汗臭いヘルメットとか汗臭い自分自身なんてものを極秘にどぉーんと放り込んでしまおう。臭くなくて広くて快適な車中泊を楽しみつつ、ぐびぃと呑んでガーガー寝てしまおう。ここんとこの脳味噌の中はそんな妄想でギュウギュウ詰め。


さて実家で現物とご対面。なにぶん古いらしく色褪せてはきとるものの、ぐびぃと呑んでガーガー寝るにはぜんっぜん問題無し。冗談抜きで人が入れるサイズやった。入って蓋を閉められたら中から開けられへんけど。
それはともかく、水をぶっかけて洗った後キャリア上に放り上げ、固定ボルトをキュキュッと締め付けて取り付け終了。おぉ、素晴らしいぜ!






 あれ・・・・・問題無し?












・・・と、ここまではついでの用事のメモやって、今日の本題は親を後部座席に乗せて寿しを食いに行くこと。
・・・と、それだけ聞くと『 なんて親孝行なのだ! 』って賞賛の声が聞こえてきそうやけれども、オゴってもらうことを前提にしとるんで、そんなことはない。あえて表現するならば筋書きも味も極秘にウマイ話。


辿り着いたお店は、見た目はありふれた回転寿し屋。よもや回る所とは思ってもおらず、ちょいとばかし驚かされた。

名前も「やまと寿し」と、日本全国津々浦々五十歩百歩でありそうな店名やというのに、さすがは漁港近傍の一軒。その味に今度は良い意味で驚かされた。とろけるようなネタが店内を駆け巡り踊り回り、身も心も目もくらくらするそんなお店。一皿100円じゃなくてもこれなら喜んで払うぜぃ。今回は払わへんけど。
あぁ、大トロの味が忘れられへん・・・・



とびきりな寿し、穏やかな春の日差し、オゴリの昼飯。全てがパーフェクトに揃った日曜の昼12時やった。うふふふ。



271kmのアベ15.4km/L。
山道あり渋滞あり、高速なしでかつ道程の半分は4人乗車しとったのに、なかなかご機嫌な成績ではないですのん。