登山です

観光日の午前中はハイキングとしゃれこんでみた。なんでもパンフレットには『 片道5.5kmの往復、所要時間3時間半 』ってあって、1時間半の間違いちゃうんか!?と懸念で眉間にシワ。一応トレッキングシューズは準備したもんの、おねーちゃんが楽しそうに歩いている写真を見て、こら楽勝やろと。






何気なく出発。




すたこらと橋を渡るわし。端は渡れん橋。




「 ハイキング、ハイキング 」と呪文のように唱えつつ、何故かしょっちゅう腕時計に視線が飛ぶ。・・・TT? この夫婦、のんびりでけへん性格なのかもしれん。






途中、透き通った水を蓄える淵があちこちに。美しいというよりも、静けさの中に潜むエメラルドグリーンは不気味。
 お、カッパが・・







ええ川の流れやなぁ・・・とつぶやく2人は既に汗だく。




傾斜60度を超えるような階段、足を滑らせると天国まで昇天、、もとい、落下する幅10cm程度の道。張られたチェーンを片手に握り締め、そんな路面でキャンバー走行をしたり。





つまずかせるトラップとしか思えん・・。





通訳すると「 死人が出てますぜ 」の意。冗談抜きで怖い。





異様に少ない通行定員。この左に『 manさんは1人まで 』って看板がでっかく立ててあった。





不気味やな君は・・・。







ええ景色や。
ええ景色やけど、この足下は断崖絶壁。その絶壁の上辺(立っている所)は幅40cmくらいで、そこに渡るのに数本の丸太を縛って作られた橋を渡った・・・。膝がぶるんぶるんと震える。





いっちゃん怖かったとこ。嫁はんが背負ったリュックのすぐ後ろに階段が見えてるのやけど、そこ以外は奈落の底。ここでグリップを失うと終わる。




内心の悲鳴を抑えつつ歩くこと2時間。ほんまにまだ5.5kmしか進んでへんの?と疑問符で脳みそが沸騰しかけたころ、ようやく終点。




終点の前にクライミング・・・DHでできた手のひらの豆が痛い。







終点、不動滝。
写真では伝わらへんのが残念やけど、奥まったところに隠れた豪快な滝やって、いろんなもんが潜んでいる雰囲気に満ち満ちていた。おしっこしたかったけど、この近くではようせぇへんような、そんな雰囲気。







帰り道はルートが異なっていて往きのような強烈な所はなく、一気にペースアップ。登りより下りがしんどいと言われるように膝の負担を感じながらへこへこ歩いて、疲れきったころになんとかゴール。所要時間3時間ちょうど。1時間半って言うたん誰や。
前日書いたように午後からは普通の清里巡りとなったのやけど、午前中の方が脳みそのしわに刻み込まれそうな絶景絶叫観光スポットやった。わしらには人が少なくて体力勝負なこんな観光がぴったりやなぁ。ちょっと怖かったけど。。