実はアナログ三次元

ドカンと届いた。デッカイのんが届いた。
店頭で見た時にはそれほど大きいとは・・・むしろ『 もちょっと大きくてもええんちゃうの?(その後、値札を見て遠い目になる) 』と感じていたくらいやのに、このスケールとは。配達途中に膨張するとは知らんかったなぁ。
帰宅して玄関に鎮座する段ボール箱を一目拝んだあと、神棚に上げてお祈りしといたウソ。どうしたもんやらと戸惑いを隠しきれぬまま暫しタメイキをついた。とりあえず見て見ぬふりして晩ごはん。


食い終わってノンビリした後、よしっ!と気合いを入れて設営開始!
でもクソ重たいブラウン管に退場いただいた後は、軽い液晶はあっけなく設置できてもうた。どきどきしながらスイッチオン。ぷちっ・・・おぉ! なんか文字出た!


なんか自動的にチャンネルを検知して、どんどん設定していきはる・・・デジタルチャンネル? あれ?




ひょっとしてウチ、デジタル入るの?




これまで大家さんから何の連絡もなく、デジタル難民まっしぐらと何の疑いも持たず信じきってたけど、いつの間にやらか元からなのかデジタルアンテナ設置済み。デジタルを受信可能なのか確かめる術も知識も気力も持たないままアナログアナロガーアナリゲストと言いふらしていた自分は、オッチョコチョイなのか粗忽者なのか単なるマヌケなのかと首を捻っていたら、かさやんには「マヌケ」とずばり切り込まれた。ほっとけこのやろー。


いろいろチャンネルを変えてしばらく見とれていると、気付いたのはアナログチャンネルの汚さ。液晶大画面で見るアナログ放送の酷さってのは噂には聞いていたけれど、想像以上に酷くて口がポカンとしたままやった。特にNHK系は人物背景が全てブレて映っており、嫁はんは『 わぁ3Dやんか 』と喜んではったのやわ。
わしも「 ははは 」と笑ってたのやけど、その後の照れたような焦ったような取り繕いから想像するに、どうやら本気で3Dが映っていると思ってはった様子。今度の休みには専用眼鏡を買いに行こう。そうしよう。